料理の楽しさを教えてくれたのは
食べることも好きだけど、作る方も好きなわたくし。料理に目覚めたのは一体いつか。
うちは両親共働きだったのだけど、母の職場は自宅からすぐ近くにあったので昼ご飯を食べに帰ってきてました。
んで小学生の夏休み。何か昼ごはんを用意しておこうと思い立ち、やり始めたのがきっかけかな。でもそこは小学生。
火を使うのはだめと言われていたので、基本的に食材を切る、サラダを作る、以上!という感じではあったけども。笑
母からもらう「ありがとう」が嬉しくて。その頃から誰かのために作るのが楽しい、って気持ちが芽生えてたんだろうなぁ。
そんなこんなで、ちょっとした料理を作るようになり、お菓子とかも作ったりしながら段々と火も使うようになっていった。
で、社会人になるとめちゃめちゃ忙しくて(最初の仕事が月3日休みとかもあって)、家での食事は朝ごはんのみ、てなことが6年続く。
昼は外食、夜は出前って生活がほとんどだったので、この頃は料理なんて全くと言っていいほどやらない時期となる。
その仕事を辞め、それから資格を取ったりして今の仕事に就いたわけなのだけど。転職したらちゃんと休みが取れるようになり。
自分の生活に余裕が生まれてきて、じゃあ何かやってみようか、好きなこと。料理でも習ってみようかな?そう思ったのが2014年。
単発で、とあるフレンチの先生に教えてもらったのが白インゲン豆と豚肉のカスレ風。それから生チョコレートのケーキ。
レッスンは先生が作るのを見る形で、最後に食べることができるので、まあ、食べに行くのが目的なとこもあったけど。笑
オマール海老の生パスタとかキッシュ、魚介グラタン、野菜の旨味凝縮カレー、牡蠣のベニエなどなど美味しいものたくさん学びました。
その中で家で作ってみたものは少ないけれど、プロの方の手捌きとか手順とか間近で見られるのはすっごく面白かった。
それからもう1人。イタリアンやアメリカンな料理からおうちご飯まで、もう少し手軽で、でも華やかだったりする料理を教えてくれる。
そんな先生とも2014年に出会いまして。こちらは一緒に作るスタイルなのだけど、とにかく先生が面白い!料理も美味しい!!
てことで、この先生のレッスンは今でも継続していて、うちで作ってみることも多々あり、料理の幅を広げてくれてます。
そんな料理の先生方との出会いで作る楽しさを知り、さらに食べる楽しみを知ってきたけど、様々な教えの中で印象に残っていることは。
・料理は想像の世界。だからこそ基本を抑える。
・基本を抑えた上で柔軟性を。
・料理は思いやり。食べる人のことを考える。
・料理は生き物。変わっていく。昔のやり方に囚われすぎない。
・見た目より味。
・デザートは甘くなくて美味しいはありえない。最低限の甘さは必要。
・季節のものをいっぱいとると体にいい。
・料理上手になるには洗い物をためない。
などなど。
やっぱり基本って大事なんだよね。でもそこからの発想は自由なんだな。洗い物を同時進行か、頑張らないと。。。
そんなことを考えながら料理してます。だからものすごく頭を使うんだよね。そのことだけに全集中しなくちゃならない。
だから、わたしにとって料理はごちゃごちゃしてる頭の中を一旦リセットできる、気分転換させられることのひとつなのです。
あ、あと。シンプルにうちの母の料理は美味しい。最新のとか、アレンジがすごいとかはないけど、毎日食べても飽きない味。
そんな幼少期からの記憶と、基本の基を教えてくれる。そこも、食べること、作ることが好きになれた一因かな。
自分のために、誰かのために、誰かとともに。
そんな思いを込めて料理を楽しんでます。